「ねぇ、なんでそんな事言うの?
私だけこんなに好きなの?
私はもっと佑介とふれ…んっ」
───…触れ合いたいのに
私が言い終わる前に再び唇を塞いだ彼。
「好きすぎるから…
お前が大事だから我慢してたのに」
え……?
私の目に映る彼はこんなこと言わせるな、とでもいうような不服そうな表情で戸惑う心を隠せない。
「それなのに何なんだよ、お前。
あんなヤツに簡単に触られてんじゃねぇよ」
そう言いながら、私がさっき佐藤くんに触れられた頬に口付けを落とす。
もしかして……ヤキモチ妬いてくれてる?
「でも、もう我慢なんてしないから。
そうさせたお前が全部悪いんだからな」
絡み合う視線に鼓動を高鳴らせていると、彼の手が男らしい手がブラウスの中に入ってきた。
突然のことに私はキスをしながらフルフルと首を横に振る。
ま、待って……!
心の準備が…それに私たちもう終わったんだよね!?
どんなに胸をポンポン、と叩いても彼はやめようとしない。
私はとっさに首をふいっと横に向け、キスから逃れた。



