体育館裏……
「優梨華ちゃん!」
体育座りしていた優梨華ちゃんは顔を上げてこっちを見た
「しずく……」
「もう大丈夫だよ!」
笑顔でそう言うと、すごく落ち込んでいるのか、ため息をついて、顔を腕にうずめた
「言い過ぎたかもしれない」
「優梨華ちゃんが言ってくれてなかったら、もうダメだったかもしれない」
「そんなことない……あんなこと言って、心はしずくを尊敬してるよ。みんな」
「けど、あのままだったら、本当に、部活自体がなくなってた」
大袈裟かもしれないけど、それは本当のことだから
雰囲気がまとまらなくて、上手くできないと…
と、悪い方を考えてしまった
「ありがとう!」
と言うと、優梨華ちゃんはうんと頷いた
そして、優梨華ちゃん引っ張って音楽室にもう一度戻った
みんなはちゃんと練習していて、その光景に優梨華ちゃんもビックリしていた
そんな優梨華ちゃんに、みんなが気づき、謝っていた



![[完]君からの愛を](https://www.no-ichigo.jp/img/member/923380/wmb7aaulfs-thumb.jpg)