「そう言えばさ」

口を開くのは紅ちゃん。

「どうしたの?」

「しずく、翔亮のことは“翔亮くん”になったけど、柊羽のことは“新村くん”のままなんだね?」

という紅ちゃんの質問に、皆が「たしかに」と頷いた

「待て、俺柊羽って呼ばれたい……」

と私の方を見て言う新村くん……


無理だよ……恥ずかしいよ…


無言で新村くんの顔を見ていると、新村くんはそっぽを向いた

顔を片手で覆いながら

「耳まで赤いよ?」

「るせっ!…マジでわざとなの?!その可愛さ!」

ちょっ!

「何言ってるの?!恥ずかしい事言わないで!//」

そんな会話をしていたら、紅ちゃんたちが「何やってんだ」と呆れていた



「俺らさ、記念日一緒じゃん」

と新村くんが言った一言に、皆が目を光らせる

「「ダブルデートしたい!」」

私と紅ちゃんは、やっぱり同じことを考えているようです(笑)