結局、射的もリンゴ飴も焼きそばも行って、周りが暗くなった頃
私は今、大大ピンチです!!!
何が起きたかと言いますと、…三人とはぐれてしまったんです…(泣)
靴ズレも痛くて、人に流されて
携帯!…そうだ、さっき電源切れちゃったんだった…
どんどん落ち込むばかり
すると、近くの屋台のおじさんが
「そこの姉ちゃん!ひとりかい?」
「……はぐれてしまいまして…」
「そうかそうか…これ、余りもんだから、貰っていいよ!」
そう言って渡してきたのは、綿あめだった
「え、でも」
「姉ちゃんかわいいから特別!」
「ありがとうございますっ」
綿あめを貰って少し落ちてた気分が上がった
けれど、難は重なるもので……
「君1人ー?」
チャラそうな男の人が1人と、真面目そうな男の人が1人の、二人組の男の人が話しかけてきました
「…いや」
「綿あめと金魚とか女子〜!ねね!俺らと遊ばね?」
「友達と来てるので」
「いやいや、1人じゃん?」
「はぐれてしまっただけなので……」
「じゃあいいじゃん!ね?ほらほ…」
男の人が言いかけてる時、突然話さなくなった
疑問に思うと、私の肩を誰かが引き寄せた
「っ!?」
「はぁっ、はぁっ……何してんだよ…ふざけんな。この子に触っていいのは俺だけなんだよっ!」
後ろを見ようとするけれど、頭も寄せられてるから見られない
けれど、この声を私は知っている
「す、すみませんっした!」
そう言って逃げていった男の人たち



![[完]君からの愛を](https://www.no-ichigo.jp/img/member/923380/wmb7aaulfs-thumb.jpg)