男の子が更に顔を真っ赤にして、また黙り込む。

その間に私は、ここまでの状況整理をしてみた。
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私は日直でありながら、淡々と仕事をし、
ラストの日誌に記入中だった。

麻衣子『室津め。よくもサボったな。明日、何してくれようか。』

私と日直ペアのはずの室津が、いつの間にか姿を消していた。

あとの生徒も部活、帰宅とせっせと去っていった為、教室には私1人。

黙々と日誌に書き込んで行く。

麻衣子『あ、室津がサボったことも書こう。』

憎しみ込めて室津の悪口を書いていくうちに、
夕日が差し掛かり、眠気が私を襲う。

あと名前書くだけ。書くだけなんだけど……