『とにかく、
部下達に不安な顔を見せないようにしなければ…
隊長である俺が不安な顔を見せてしまったら、
部下達に示しがつかない…
何よりそんな顔を見せては、
部下達にまで移ってしまう…
ただでさえ、
こんな暗く狭い所にいるんだ、
これ以上不安な思いをいだかせてしまったら、
部隊全体の士気にかかわる!
しかし、
まさかこんなトラップが仕掛けられていたとは…
おそらくこの道にトラップが仕掛けられていると言う事は、
俺達は間違った道を選んでしまったという事だろう…
もしそうなら正しい道を選べば、
こんなトラップなんか無いという事か?
このまま進んでも、
まだトラップが仕掛けられているかもしれない…
何よりこのまま前に進んだところで、
出口があるとは限らない!
まてよ?
俺達がここまで来る間に、
トラップにかかった形跡が無かったじゃないか!
という事は、
奴らはこのトラップの存在を知っていたか、
または別のルートを通った事になる、
たとえ存在を知っていたとしても、
この暗闇の中、
トラップを避けながら進むのは不可能だろう、
それはもし明かりを持っていたとしても同じ事だ!
僅かな明かりにしか過ぎないだろうからな、
そうすると正しい道にまでトラップを仕掛ける事など考えられない、
そんな事をすれば自分達の身を危険に晒すだけだ!
という事は奴等はこの道を通ってはいないな?』
答えの見えたデイビット中佐は、
すぐさま部下達に指示を出した。



