ここで武雄は、
井上に一番気掛かりな事を尋ねる。
「それはそうと、
被害者の方への償いはどうしたら良いものかと思って…?」
「そうだな…
お前はどうしたら良いと思うんだ?」
「そうだな、俺にできる事は、
とにかく一軒一軒頭を下げて回るしかないだろう…
当然謝って済む事じゃないけどな、
いくら子供のやった事とはいえ、
人の命を奪ってしまったんだ!
保護者の監督責任として賠償金を請求されるかもしれない、
でも誠心誠意対処したいと思う!」
暫く俯き考え込んだ井上は、
「お前は会わない方が良い、
何を言われるか分からないぞ!
しかたない、
その事についても俺が手を貸そう、
民事で争う事になるだろうからな!」
ところがその言葉に対して、
武雄は意外な言葉を口にした。



