この時の青木は、 まさかこんな身近なところで、 これ程凶悪な少年犯罪が起こる事など思いもしておらず、 悩んだ末青木は、 「ちょっとここで待っててくれる?」 そう言って取調室を出ると、 近くにいた若い署員に声を掛けた。 「あなた悪いけど、 中に入って彼に付き添っていてくれない?」 「はい、分かりました」 そう返事をし、 署員は取調室に入っていく。 取調室から出てきた青木は、 自分のデスクに座ると、 一人考え込んでしまった。