『うわぁ、ホントに花火みたいなんだね~』 海沿いにある大きな観覧車。 彼女が好きだったアーティストがこの街のことを唄っていて、“花火みたい”そう表現していた。 今夜もあの頃と変わらず花火は夜空に咲いていた。 あの頃と違うのは俺の隣にはもう彼女はいないということ。