放課後、住崎の教室に行った。
だが、あいつはいなかった。
クラスのやつに聞いても、もう帰ったと思う、と言われた。
約束してた訳じゃねえけど、俺たち今付き合ってんだよな?
普通、一緒に帰るとかじゃねえのか?
しかも、付き合って1日だぞッ‼︎
女子って、こういうのに憧れるもんだと思ってたんだけどな〜
まさか、昨日のって、夢か?
、、、、、まさか、な(汗)笑
そんな事を考えながら、靴箱に向かって歩いていると、校舎裏に座り込む1人の生徒を視界の端にとらえた。
よく見るよりも早く、住崎だと分かった俺は、考えるより先に校舎裏に向かって走っていた。
目的の場所に行くと、住崎はいなかった。
俺のいた場所からここまで来るには、かなりの時間がかかる。
猛スピードで走っても、1分くらいかかってしまう。
その間に行き違いになったのか、彼女の姿はなかった。
(なんで、こんなとこに座り込んでたんだ?)
いろんな事を考えながら、数分間彼女を探したが、会わなかったため、1人で下校した。