ーーー翌朝

女2「あ、あのッ!今崎君‼︎」

「ん?」

教室に入ろうとした時、誰かに後ろから呼び止められた。

振り向くと、知らない女子生徒が2人と昨日俺が振った女子生徒が立っていた。

付き添いらしき2人は、少し怒った様子で、俺が振った奴は、不安そうで今にも泣き出しそうな顔をしている。

(ゲッ⁉︎
昨日の事でなんか言いにきたのか⁉︎
めんどくせ〜〜、、、。)

女2「今崎君、昨日の放課後何してた?」

「放課後?」

女3「中庭で、隣のクラスのいっつもマスクつ
けてる変な女と一緒にいる所を見たって
人いるんです!
もしかして、あんな女が今崎君の彼女な
んですか?」

(あ?今、変な女って言ったのか?)

俺は、内心怒りながら、

「そうだけど、それが何か?」

と、はっきり言ってやった。

そしたら、耐え切れなくなったのか、俺が振った奴は、ついに泣き出してしまい、目の前から走り去って行った。

1人の女子は、その女を追いかけて行き、もう1人の女子は、

女2「なんで、あんな女を選んだのか知らない
けど、あの子は今崎君の事、ずっと好き
だったんだからね!
あの子を選んでおけば良かったって、あ
とで後悔しても知らないからッ‼︎」

と、言い残し、2人のあとを追って行った。

(しね〜よ、そんなもん(怒))

ムスッとした顔でそう思っていると、かなりの注目を浴びていることに気づいた。

「隣のクラスのあの女の子が彼女なんだって
〜」

「うっそ〜!信じらんない!」

「あんな女のどこがいいのよ‼︎」

周りの女子からは、色々な声が聞こえてきた。

(あ〜〜、ウゼェ、、、。)

俺は、教室の前で群がっている女子どもに向かって、大声で言ってやった。

「お前ら、いちいちうるせえんだよッ!
俺が誰と付き合おうが、お前らに関係ねえ
だろうがッ!
分かったら、とっとと散れッ!」

女子達は、俺にビビったのか、そそくさと自分の教室に戻って行った。