住崎「なんで?」
彼女が俺に発した初めての言葉だった。
やっと声が聞けた。
それが、なんだか嬉しかった。
それと同時に、どう答えていいかがわからなくなって、
「、、、気になったから。」
と、正直に返した。
素っ気なく返してしまったのは、返したあとで後悔した。
だが、
住崎「、、、いいよ。」
と、彼女の返事はOKだった。
(え⁉︎マジで⁉︎
ヤッ、、、、、ターーーーーー‼︎‼︎)
心の中でガッツポーズをしていると、
住崎「ただし、」
と、彼女が言葉を続けた。
「え?」
突然の言葉に間抜けな声が漏れてしまった。
(最悪、、、。)
住崎「1つだけ、条件があるの。」
彼女は気に留めた様子もなく、俺に話し続けた。
「、、、なんだよ。」
(俺の間抜けな声、聞こえなかったのか?
ていうか、条件って、、、。)
住崎「絶対に、浮気とか、二股とかしないで
。 」
(、、、え?それって、当たり前じゃねえの?)
無理難題を言われたらどうしよう、なんて思っていた俺は、
「はあ〜、、、分かったよ。」
安堵のため息をこぼしながら、彼女の言葉を承諾した。
これで、彼女を守れる。
そう思った。