高校入学し、私は皆がグループをつくる中、ボッチのままだ。



1人でためになる本を読み、馬鹿なヤツらと話しているより私は本を読んでる時がラクで楽しい。それに高校でも人と関わる気なんて毛頭ない。



私が小説を読んでいると1人の男子が話かけてきた。



「俺、理駆。煌月理駆!よろしく!」



「あ、はい。」



「さっきから何の本読んでるの?」



「貴方には関係ないでしょ。それに私が1人だから可哀想だと思って話しかけたんでしょ?だったら話しかけないで。」



男子はきょとんとして、その後笑った



「アハハ!君面白いね!単純に話したかったから話したんだよ君と。」



私は赤くなった。だってこんな事言われた事ないから。



「ふ、ふーんそうなの…じゃあ、好きにすれば。」



(私、なにいって…)



男子は私の顔をじっと見つめて



「名前。」



「え?」



「君の名前、なんて言うの?」



「わ、私の名前は、黒山、す、菫…です。」



「ブッ、なんで敬語?」



「べ、別に何でもいいでしょ!!」



私は顔がまた赤くなったし、少しムカついた



「ごめんごめん!!菫が可愛かったからついからかい過ぎちゃった!」



私はカーッとなって



「し、知らない!」



と言い教室を出た。



「あ、ちょっと待って菫!」



私はそんな言葉を間に受けることは無い。だってそうだろう?いつだって誰だってこんな私のこと影では悪く言ってるに決まっている。