「奏翔くん!愛桜ちゃん、返してっ」

「璃咲。私、物じゃなっ」



璃咲の言葉に突っ込む途中

奏翔が後ろからぎゅうっと抱き締められた




「△▽×△○¥$£¢‰#〜っ!?愛桜ちゃんから離れて!!」




なんで、抱き締められた私より璃咲が動揺してるの

てか、なんで奏翔も抱き締めてるの


そう思って奏翔をチラって見ると

...舌を少し出していた

悪びれる様子もなく、べーっというような幼さもなく

なんかよく分かんないけど色気ぽいものが出てた



とりあえず、顔が整ってる人がやるとかっこいいというか

色っぽくというかそうなるのは分かった



他の人たちは何やってるんだろう、と

璃咲と奏翔の何かを無視して見渡せば


瞬矢は熟睡中

優は璃咲と奏翔の何かをそれはそれは楽しそうに傍観中

立騎はスマホを弄っている




....その戦い?は驚いたことに

6限の終了まで終わらなかった(強制終了)



そして、私たちは今日も倉庫に行くことに

璃咲も誘ったけど断られてしまった