.゚*。:゚ .゚*。:゚数年前 .゚*。:゚ .゚*。:゚




俺は、付き合ってる子がいた

名前は河口 雛乃(カワグチ ヒナノ)

優しくて、俺を、男を、ブランドとして見ない女だった

はずだった




だけど、ある日、雛乃にデートをドタキャンされて

退屈だからフラフラしていたら

雛乃の笑い声が聞こえた




「あ、そういえば!雛乃!イケメン彼氏と今どうなの!?」



唐突に話題は俺の事になった

ここまでは良かった



「あたし、あの顔飽きちゃった♪

注目浴びてるから付き合ってたけど

やっぱなんかなぁ...」

「あー、やっぱり?

あれ、飽きるんじゃないかなーって思ってずっと見守ってた☆」

「ちょっとぉ、分かってたの!?

もうー!!

てか、あれ誰か欲しい人いる?

あたし、もういらなぁい。」

「え、マジ!?

じゃあ、貰う!可哀想だから貰ってあげる!」

「わぁい、ありがとぉ!

じゃあ、早速別れ話しなきゃ!」