「あんなに綺麗な顔をしてるから」気をつけてくださいねとやかましく言ってるのにと、ぷんぷんしている。彼女がログの後をつけた事を詫びた。それでログの位置情報を知った、ご主人様の魔法がかなったのだと、二人は分析する。兎に角、嬉しい仕事の依頼と想って女案内人の説明を聴かなくてはならないのだが、彼女に同情された。「いつまでもめそめそするな」もし気持ちを仕事に切り換える事が出来ないのであれば、他に人を探す。と彼女は言った。ログは頑張るから待って欲しいと彼女とそのご主人様に懇願した。ご主人様は『ログの失恋』を知らないので、何故依頼が、延期になるのか?不思議がっていたが、彼女に任せたとばかりに、口をはさまなかった。要するにログさえ立ち直れば採用という『ログにとっての』幸いとはつ恋並みの失恋を噛みしめるログだった。