ログの描く『あたり』の少女の横顔が、評判が良かったので、また機会があれば「雇用してやるぞ」と社の宮司さんに言われた。ありがたかったので「ありがとうございます」と頭を下げてログは社を後にした。何時もの公園のベンチに向かう。ビスケット状の食べ物を夕食代わりに食べて、作業ではりつめた空気を和ました。特別なおみくじを模写していたので肩もこった。うーんと伸びをしてあちこちの筋を伸ばす。痛気持ちいい感触が体をめぐり、ログは顔をぺちぺちと軽くたたいた。眠気は去った。では居場所のユースホステルみたいな部屋に今日の稼ぎを隠しに戻った。鍵のかかる机の1つの引き出しに、今日の成果を直し鍵をかける。鍵は落とさない様にベルトにチェーンをつけて、ポケットに入れた。そうしてログはギルドへと向かう。彼を待ち受けてるのは幸か不幸か?それはまだ誰も知らない。