夏冬は、春秋が覗く応接セットで、本日二度目のダイブに、挑んでいた。「根をつめると」身体に悪いよと、春秋は買ってきたお惣菜の海鮮丼を夏冬に渡した。「ちょっと吐いてくる」と言って、夏冬はトイレできらきらきらした。洗面所でうがいを丹念にした後、歯みがきをする。丁寧に行ない気持ち悪さを払拭した。勿論、夕飯の海鮮丼を春秋と一緒に食べる為だ。胃液の逆流的な気持ち悪さから、やっと解放された夏冬は応接セットに向かった。春秋はグラスに入れた氷とカモミールを用意してくれていた。「気が利く」とグラスを受け取った夏冬はぐびぐびと冷たくて気持ちの良い液体を飲み干した。「今度はペパーミントを頼む」とリクエストも忘れずに。そして、割り箸を割り、海鮮丼に手をかけた。いただきますと。

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