ログは辛抱強くない己にムチを打って、火竜の情報を集め(る努力をし)て、火竜の出現を待った。童顔だからわからないかもしれないが、数年待ち続けた。お蔭でその砂漠の地でログは、かなり有名なトレジャー・ハンターとして知られていた。金持ちから金を奪う為のカモにされた事も有る。何度も同じ目に合う、お人好しの性格から、警備を任務とする男達に、「また騙されたのか?」「何べん目だよ」と、暖かく注意され続け、やっと本人自ら騙されてはいけないと注意出来る様に成った。そんな有名なログの元に、ギルドを通して、或貴人?から護衛の任務を頼まれた。薄くて柔らかな、髪の綺麗な貴人と、雇われ案内女だった。ログは疑いつつも「ドラゴンの話を教えて欲しい」というリクエストに、自分の長年の願いが、叶うかもしれないと、期待して、そのリクエストを受ける事にした。

![【黒・中編・画】湖面に写る月の環[今昔擬人化小説]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/142243/nc0rrl7caz-thumb.jpg)

