【紫・長編】華押(hana oshi)

結論からいうと、シャラム・クーンは美しすぎる冷血男子に育つ。

あんなに怖がりだった子供が何故?と思われるだろう。

理由は彼の歳をとるのを止めた、はつ恋で永遠の相手となるリ・ルカーナの英才教育にある。

狭い世界しか知らないシャラム・クーンなのだったら、狭い世界で君臨するシャラム・クーン自身を誇れと、何年も何年も、魔法のスペルの様に、聴かされ続けられたから……

そして見える外壁向こうを泳ぐ魚らを食べるという行為で「命の大切さ」を知り感謝できる命に成れた。

更に赤と蒼の竜の出会いは赤の竜の真の能力(ちから)の覚醒を促し、聖なる魚女リ・ルカーナは、その出会いを見届けた。

だからシャラムは碧色の竜に会いに行き、覚醒した能力の制御を学ばなければならない。

こうして弱虫だった少年はクールビューティの男子に生れ変わった。