変な空気になってしまって、何も言えないでいると
杉浦さんが『吉川さん』と私を呼んだ。
「えっ、なに?」
「吉川さん、
好きな人いる?」
「え!?」
杉浦さんの発言に、浜崎くんも『なになに!?』と興味津々に聞いてくる。
……好きな人?
「美音とか、真白くんとか…?」
「蛭川くんが好きなの?」
「真白くん好きだよ。
悠里くんも杉浦さんも浜崎くんも好きだよ」
自分の気持ちを言ったのに
悠里くんも杉浦さんも浜崎くんも、眉間にシワを寄せて私を見ていた。
「そういうの興味ないの?」
「そういうのとは?」
「恋愛だよ、恋愛。
わたしも圭と付き合ってるし、
矢代くんも彼女いるでしょ?
吉川さん可愛いのに、
付き合ったりしないのかなって」
「付き合う…とかは考えたことないかなぁ。
あと私可愛くないし」



