矢代くんの本気の恋




3年では、



私と真白くんが同じクラス、悠里くんと美音が同じクラスだった。



美音に聞けば、



美音も、悠里くんと壁を感じるって言っていた。



……悠里くんには



もう私たちなんて必要ないんだって思った。




「……私は黒歴史とは思わないけど、
悠里くんにとっては、黒歴史かもしれないね」



「やっぱり、ムカつくよ。
あたしたちだけが…まだ悠里のこと引きずってるみたいじゃん…」




唇を尖らせる美音。



それに対して気まずい顔をする真白くん。



……だから嫌なんだ。



悠里くんのことを考えるのは。




「なんでしんみりするの?
私は、悠里くんのことなんてどうでもいいよ。
美音と真白くんがいるから、
私はそれだけで幸せだよ~」




ヘラッと笑うと、美音に抱きつかれた。




「うんっ!
あたしも凛と真白が大好き!
悠里なんて知ーらない」