「…~っ!~~っ!」




悠里くんといると、



心臓がバクバクしておさまらない。



ドーナツを食べ終えると、悠里くんが立ち上がった。




「よし、そろそろ帰るか。
送る」



「えっ!
いいよ!一人で帰れるよ!」



「さっきコンビニにいたやつに絡まれてただろ。
それと、この辺歩いてるあの学校のやつは、
だいたい俺のこと知ってるから大丈夫だし。
俺と一緒ならしつこく絡まれたりしないだろうからさ」




だから送らせろよ、と命令っぽく言われた。



悠里くんは、優しい。



真白くんとは違って、ちょっと強引だけど。