「……相変わらずだね、悠里」
「ホント、バッカみたい」
呆れた笑みを浮かべる真白くんと、怒ってる美音。
私は……
もう、どうでもいい。
「あっちはもう、私たちのことなんて忘れてるよ」
「……そうかもね。
あたしたちだって、今の悠里見たら、
なんか、黒歴史って感じ!」
小学校からの付き合いである美音と、真白くん。
悠里くんも、小学校から一緒だったけど、
中学から関わらなくなってしまった。
小学生の時は、私と美音と真白くんと、
そこに、悠里くんもいて、
いつも、4人一緒だった。
中学に入って
1年の時、悠里くんだけクラスが違った。
それがきっかけで、悠里くんを抜いた3人でいることが多くなった。
2年にあがると、私と悠里くんが同じクラスになった。
だけど
悠里くんは、変わっていた。