矢代くんの本気の恋




美音と真白くんの後ろ姿を見ながらへへっと笑っていると



悠里くんの手が私の手をぎゅっと握った。




「…へ?」



「まぁ、こっちも負けてられんでしょ」



「勝ち負けとかではないのでは…!」



「しーっ。
いいの」




悠里くんは人差し指を立てて唇にあてて、色っぽく囁いた。



あぁもう。



また、違う悠里くんが飛び出してきた。



どんな悠里くんも、心臓に悪いよ…。