矢代くんの本気の恋




ぐいっと突然手を引っ張られて



抱きよせるように、悠里くんの手が私の肩にまわった。




「わっ…!?」



「凛を送ってく役目があるので、
まだバイバイは出来ません」




悠里くんの行動とセリフに、心臓がきゅんきゅんした。



やっぱり、悠里くんはずるい…。




「熱い!甘い!もう!なんなの!?
悠里そんなキャラだっけ!?」



「そんなだよ。
男子高校生だぞ。いつまでも小学生男子だと思うなよ」




べ、と舌を出して美音に言い返す悠里くん。



美音は呆れながら、『早く行こ』と真白くんの腕を引っ張って歩き出した。




「そっちも結構熱いだろうがよ」



「そうだね」