「誘ってもらうってことは、しない。
まだ、謝ってなかったから。
美音、真白、それから凛も。
俺の勝手な行動で、こんなギスギスさせてごめん。
……また誘ってくれて嬉しいって思ってる自分がいて、最低だと思うけど、
また、4人で一緒に、話したいなって…思ってます」
だんだん語尾が小さくなっていく悠里くんを見て、
真白くんがブッと吹き出した。
「あははは!
全然悠里らしくない!」
「…なっ…!
てめっ!こっちは本気で…!!」
「ははっ!
でもまぁ、そんな悠里も新鮮でいいかもね」
「……!」
「たぶんきっと、
ずっと一緒にいたら知らなかった一面だと思う」
真白くんが、優しい表情でそう言った。
そうかもしれない。
自分の行いのせいで、少し卑屈になってる悠里くんは
きっと、離れなかったら見られなかったよね。
私はそんな悠里くんを、知れてよかったって思ってる。
うん。どんな悠里くんだって、全部知りたい。