「お前ほんと圭以外の前ではかわいくねーな！」



「…別に。圭だけじゃないわよ」



「あ？」



「り、凛のことも、
特別に思ってるから」




恥ずかしそうに視線をそらした杉浦さんの言葉を、私は聞き逃さなかった。



杉浦さん、今、



『凛』って…！




「す、杉浦さん…！」



「あ……め、迷惑だった…？」



「ううん！嬉しい！
早織ちゃん！」



「…っ///」




早織ちゃんの手を握ると、



早織ちゃんは頬を赤く染めて、嬉しそうに笑った。