ぎゅっと悠里くんの背中に手を回す。
頭の上からフッと笑う声が聞こえて、
また頭を撫でられた。
─────……
「ヒューヒュー!
アッツアツでしたねぇ!」
二人で教室に入ると、浜崎くんにからかわれた。
「やめなよ圭。
アツアツのアッツアツだったけどそっとしといてあげな」
「杉浦さんまで……」
二人にからかわれて、ぶわっと顔に熱が集まった。
「あら、吉川さんかわいい」
「杉浦、凛のこと口説くな」
「心せま」
杉浦さんのトゲのある言葉と冷ややかな視線が悠里くんにささった。
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