悠里くんが好き。
マミさんでも、今まで付き合ってきた他の女の子でもない
私にだけ、必死になってほしい。
………あ、これって。
「独占欲…」
「え？」
「うわぁ…！ごめんなさいごめんなさい…！
わ、私、独占欲…が…出ちゃってる…！」
握っていた手を離し、真っ赤になってしまった顔を隠すと
ぎゅっと、悠里くんに抱きしめられてしまった。
「えっ…あの」
「いいよ、独占してよ。
俺もう、凛のものだし」
「あ……う…///」
「独占欲が出たくらいで恥ずかしがって…かわいい。
俺なんて昔から独占欲の塊だったよ。
だから…凛が俺を独占したいって思ってくれることが嬉しい」
