「え……?」



「告白の、返事…。
昨日の時点では、まだマミと別れてなかったから、
曖昧なまま、答え出すことが出来なかった。

けど、昨日から…いや、
もっと、ずっと前から…
凛に出す答えは、決まってる」



「悠里、くん…っ」



「凛…好きだよ。
ずっと好きだった。
中学から、
勘違いして、避けるようなことして、ごめん…。

それと、こんな俺でごめん。
女にだらしなくて、変な噂もたてられる男でごめん。
凛には似合わないかもしれない。
俺のせいで、凛が嫌な思いするかもしれない。

それでも…俺でいいって思ってくれる?」




不安そうに、悠里くんの瞳が揺れた。



……バカな悠里くん。




「『俺“で”いい』なんて言わないで。
悠里くん“が”いいんだよ。
それくらいわかってよ」