矢代くんの本気の恋




「帰ろっか」




席から立ち上がって、美音は私にカバンを渡してくれた。




「うん、帰ろ」



「帰りにドーナツでも買う?」



「おっ、いいねー!」




『もちろん真白の奢りよね♪』と言って、美音は真白くんに腕を絡めて歩いていった。



……ドーナツ…かぁ。



そういえば、



いつも行ってるドーナツ屋さんで、悠里くんはいつもおんなじの頼んでたなぁ…。



あ、そうだ。



今日のお礼…なにか買っていこう。