「昼までって…」
「昼休みに、別れ話した。
一応、別れたけど、
まだ、未練あるらしくて…」
「別れた…の?」
昼休みって
てっきり……
「マミさんと、いやらしいことをしてたわけじゃ…」
「は?
……なんでそんなことになってんの?」
「噂…で」
「噂?
どういうこと?」
C組の女の子たちが言ってたことを話すと
悠里くんがはぁ!?と声をあげた。
「泊まりとかキスマークとか…全然そんなことねーから!
絆創膏は、ここを蚊に刺されて痒くなってたのを引っ掻いたら血が出てきちゃったから貼ってただけだし、
電車で来たのは寝坊して、自転車じゃ無理だったけど電車ならギリ間に合うやつがあったから来ただけ!
てか、絆創膏と普段と違う登校手段でそこまで考えねーだろ普通!」