矢代くんの本気の恋






むっ、と唇を尖らせながら、



教室戻ろうかって言った真白くんについていった。








「ありゃ、どこ行ってたの?」




教室にはもう人がほとんどいなくて、



美音が真白くんの席に座って携帯をいじっていた。




「てか凛、なぜにタオルを被ってる?」



「真白くんにチョークの粉かけられて~…」



「かけてはないよ!?
チョーク触った手で頭撫でちゃったから…」




水道で洗ってきたんだよ、と言うと



美音は視線をそらして『ふーん』とだけ言った。