いつもの待ち合わせ場所に着くと、 そこには、1つの影だけ。 「おはよ、凛」 「おはよう、美音。 ……えと、真白くんは?」 いつも真白くんは私より早く来ているのに…。 「先に行くって、 連絡あった」 「……そっか」 美音にだけ連絡してるってことは きっと真白くんも、私と顔合わせづらいって思ってるのかな…。 「まぁ、いいじゃん。 たまには、女だけで話したいこともあるし!」 「え?」 「この前の帰りのこと。 あの後、真白となんかあったんでしょ? なんとなく、想像はつくけどね」