凛の顔を見て、ちょっと心配だったけど



笑って手を振っている凛に手を振り返して、帰り道を歩いた。





凛、いっぺんに色んなこと起こりすぎて、パニクってるよな。



顔色はあんま良くなかったし、ちゃんと眠れなかったんじゃないか?



……ったく、真白のやつ。



やっと美音のことが解決した時に言うか?普通。



凛を追い込むなっての。



……なんて。



『俺の隣でぐっすり眠って起きねーから』



もしかして挑発したの、俺じゃねー?




「凛を、困らせちゃったな……」