矢代くんの本気の恋





ちょっと喉も渇いたし、何か飲み物を買いに行きたい……。



もしかしたら凛も、起きたら喉渇いたって言うかもしれないし……




「圭、ちょっと」



「おわっ、なに!?」




バスをおりようとしていた圭を引き止め、凛が倒れないように支えながら席を立った。




「すぐ戻るから、
ちょっと凛に肩貸してやってくんない?」



「え、オレが!?」



「頼む!マジで!
すぐ戻るから!」



「……マジですぐ戻ってこいよ」




仕方ねーな、と呟きながらも、席に座ってくれた。











急いでバスをおりて、自販機で飲み物を買う。



そういえば、凛はカフェオレが好きだったな。



俺は紅茶を買い、凛にはカフェオレを買って、バスに戻ろうとした。



その途中で、真白と美音がなにやら話しているのが見えた。



……アイツら、仲直りしたのか。



美音は凛と話し合いをして、色々解決したらしいし、これで元に戻るだろう。



俺だけは、戻れないけど……。



ボーッとふたりの様子を見ていたら



美音が俺に気付いた。



……げ、見すぎた。