なにに怒ってるのか、よくわからないんだけど… 私は、また美音と話すことができて、ほっとした。 * * * 「バカ凛! 急にいなくなるからすげー探したんだぞ!」 「あぅ…ごめんなさい……」 「ったく、美音と一緒だったからよかったけど、 お前バカなんだから、一人だったらどうなってたよ」 「バスに戻れなかったと思います……」 「そうだ。 勝手なことするな」 あの後、もう自由時間がほとんどなくなってしまっていて、 美音と一緒に、バスに戻ってきたら、 悠里くんからお説教をうけてしまいました…。