パクパクとたこ焼きをほおばる。




「おいし~!」




やっぱ本場は違うなぁ、なんて思いながら食べていると



美音がクスッと笑った。




「……へ?」



「凛って、いつも幸せそうだよね。
今も、毎朝電車で寝てるときも、
いっつも幸せそう」



「……そうかな?」




寝てるときなんかは、さすがに自分ではわからないけど…。




「……でも、
あたしがそばにいたら、
凛の邪魔になる」




そう呟いた美音は、たこ焼きを1つ口に入れた。



……それって。




「美音が私を避けてる理由…?」