「ま、まぶきしゃ……」


舌っ足らずになってる市木は、真吹に助けを求めてるようだ。


「んー、とりあえず、下まで降りて、ご飯食べましょうか☆」


これは理由が分からなくて誤魔化してるんじゃなく、理由が分かった上で面白そうだからほっとこうという顔だ。

な、なんなんだ、いったい……

でも、真吹の作った朝食を食い損ねるわけにはいかない。

俺は先に一階へ降りた。