「そのご様子だと、時流様が寝てるところに市木様が寝ぼけたか何かで来てしまった感じでしょうか?」

「夜這いですか?!きゃー!!逆レ?!逆レなんですか?!」


真吹がなぜか目をハートにしてはしゃぐ。

市木にそんな知識あるわけないだろ!!

……じゃなくて。

言いかけた口をぐっと閉じ、言い直す。


「その下劣な事しか言えない口を閉じろ。じゃないと解雇するが」


真吹の口は本気でどうにかしないとまずいな。

市木に悪影響だ。

俺は真剣な声色に変えて怒る。


「えー?それは嫌ですねぇ〜真吹、反省しますっ!キャピッ♡」


反省してるようには見えないが……まぁ良い。

どうせ何を言ってもこいつは下ネタの爆弾を投下しまくるからな。


「それより、時流様。本日から学校ですが、登校は如何します?」


蝶野が話題を変えた。