『大丈夫……じゃないよね』 「……正直かなり落ち込んでますね」 ぽつり、とそうつぶやくと一瞬の沈黙のあと城谷さんのんー……と考え込むような声が聞こえてきた。 『俺でよければ、愚痴でも何でも聞くけど、迷惑かな?』 「え?そんな、迷惑なんてことはありませんけど……むしろ城谷さんにご迷惑では?」 何年もアイドルをやっているのだから、芸能界の事情に詳しいであろう彼に相談をするのが妥当だろう。 だけど出会ったばかりの人だし、いきなり突っ込んだ話をするのもはばかられる。