まさか、壊れやがったか?このタイミングで?
…いや、このタイミングはあまりに不自然。
俺に見つかるとまずい行動が露見したこのタイミングで、都合よく壊れる?翌朝起きたら覚えてねぇなんていう都合のいい言い訳にしか聞こえねぇ。
「琴音、質問に答えろ」
「…」
「…犯されたいか」
琴音の頬を触れていた手を首へと滑らせ、そのまま制服の第1ボタンに手をかける。
その瞬間、琴音の瞳に走ったのは恐怖。だが、それすら押込み琴音は無表情を貫いてくる。
…お前がそのつもりなら、容赦はしねぇ。
ボタンを外す。わざと指を滑らせ第2ボタンに指をかける。
顔を近づけ、首筋に歯を立てた。
「っぃ…」
微かにこぼれた声はか細い。更にボタンを外し、カッターの中に手を入れると体を跳ねさせる。
「っひぅ…」
「琴音、言え。このまま犯されたくなければ」
「っん!?」
「琴音」
ガタガタ震え始める体は青く、まさに満身創痍。俺が傷つけた腹は赤と青が交り合い、気色が悪い。


