「好きなんだけど」



「……」




「じゃあさ、ひとりごとだと思って」



反応しないでいると、話し始めた



「彩の他にどんなに可愛くて美人でスタイルがいい子がいても、どんなに性格も人柄も優れてる人がいても、俺のどタイプな人がいてもさ、彩ほど好きだと思えるやつ、居ないんだよ。高校卒業してしばらくしたら結婚とか、プロポーズの言葉とか今から考えて……何やってんだろ俺。早速振られてダメダメじゃん。
愛する女ひとり幸せにできないとか情ねぇ。けどこの先一生好きでいるから、また振り向いてもらえるように、それで今度は彩が俺にゾッコンするように頑張るから。」