もやもやと霧がかかったように、頭の中が真っ白で 昨日ラウに言われた言葉がぐるぐるとしている。 相変わらずむしむししてるのに、そんなのも気にならないほどに。 「……」 「……琉衣、大丈夫か?」 「……え」 葵の声でふいに現実に戻された。 「今日、ずっと下向いてんぞ」 「……そう?」 すっと葵の手が伸びてきたかと思うと私の頭を優しく包み込み、 ゆっくり葵の顔が近づいてきた。 「……熱中症……じゃあ、なさそうだな」 額と額が触れ合って、葵の金髪が目の前でサラサラと揺れる。