眠たい王女様は夢うつつに現実をみるⅡ




もやもやと霧がかかったように、頭の中が真っ白で


昨日ラウに言われた言葉がぐるぐるとしている。


相変わらずむしむししてるのに、そんなのも気にならないほどに。


「……」



「……琉衣、大丈夫か?」




「……え」


葵の声でふいに現実に戻された。



「今日、ずっと下向いてんぞ」


「……そう?」


すっと葵の手が伸びてきたかと思うと私の頭を優しく包み込み、


ゆっくり葵の顔が近づいてきた。



「……熱中症……じゃあ、なさそうだな」


額と額が触れ合って、葵の金髪が目の前でサラサラと揺れる。