眠たい王女様は夢うつつに現実をみるⅡ





ラウは、いつも常にある微笑みをひっこめ、


険しい目を私に向けた。




「……こればっかりは、譲れない。


譲りたくない。


……琉羽」




「ラウ!!!」



ばん、と私は机を叩き立ち上がった。



「……琉衣、進むことにしたんじゃなかったの」



……



「琉衣も、俺らも、ずっとずっと過去に囚われる必要なんてないんだよ」



ずん、と体の中心が疼いた。


何か重たいものが、重力に従って落ちてきたかのように。