ラウは、いつも常にある微笑みをひっこめ、 険しい目を私に向けた。 「……こればっかりは、譲れない。 譲りたくない。 ……琉羽」 「ラウ!!!」 ばん、と私は机を叩き立ち上がった。 「……琉衣、進むことにしたんじゃなかったの」 …… 「琉衣も、俺らも、ずっとずっと過去に囚われる必要なんてないんだよ」 ずん、と体の中心が疼いた。 何か重たいものが、重力に従って落ちてきたかのように。