そして―――。

涼が入部してきたこともあり…
アタシと藤田先輩との目立った進展がないまま



夏の暑さが本気になって来た頃だった…。




「みんな、お疲れ様♪」



夏の暑さに、アタシ達の練習に激しさが増すのと共に…



学園祭が近いこともあり…。
アタシ達の学校は最近、活気に満ち溢れている…。



そんな今日このごろ…。



「マネージャー!ちょっと来て?」


「え…?はいはーい!」



誰か怪我したのかな…?



声のしたほうに向かってみると
キャプテンが何か大きい看板みたいな物をかついで手を振っている。



「キャプテン…?どうしたんですか、この看板…。」


「うん。もうすぐ文化祭だろ?」


「はい。」


「だからマネージャーに看板作ってもらいたくてさ。」