すると、さっきまでキバを剥き出していた春菜は、アタシの目を見て…



そして少し真剣な目をして
アタシに言ってきた…。



「アンタが思ってるほど…ヤツは甘くはないわよ…?」


「へ…?」


「噂じゃ他校の生徒10人を、1人で全員、病院送りにしたって事らしいから…。」


「ま…マジっすか…?」


「マジだよ…それに…江崎、このクラスだから…。」


「え…?このクラスなの…?」


「は…?アンタもしかして、あんなにも目立つヤツ知らなかったわけ…?」


「うん…今日知り合ったもん…」



このアタシの発言を聞いた春菜は、イスごと、ズッこけていた…。