哨の言葉に、ハロスの目が細まる。


「私がパーティーに行くとしても、あなたは別に困らないでしょう?ならいいじゃない。
もし迷惑だというのならあなたはついてこなくていいわ。私一人で行く」


目を合わせて毅然と言い放つ哨に、ハロスは口の中で舌打ちをした。


「・・・・・・めんどくせぇ」


布団の端を掴んでめくり上げ、膝でベッドの上に乗り上げる。

突然のことに哨は目を見開いた。


「ちょっと・・・!」

反射で離れようとした哨の左手を掴んで引き止め、後ろの飾り板の縁に手をかける。