死神執事と、トラブルメーカーな私の話

「それに、昨日聞くはずだったあんたの話を聞かなくちゃいけないしな」


皮肉を交えていうと、哨は視線を逸らした。

ハロスは続ける。


「誰かさんのせいで昨日は聞けなかったからな。聞かせてくれるんだろ?
あんたの家と、あんた自身のこと」


「・・・・・・・・・」


肩で息をして、哨はちぎったパンを皿の上に置いた。


「ええ、そうね。



ーーーけど、パーティーには行くわ」